稽古日誌

今日は子供クラスの指導

今日は師匠が休みのため、私が子供クラスの指導をしました。
年に数回、こういうことがあります。
子供クラスといっても4~7才くらいで、幼児と言ったほうがいいクラス。
今日は15人ほど来ました。
いや~、疲れました・・・


幼児ですから、もちろん言葉はろくに通じません。
並べといっても並ばないし、静かにしろといっても聞かない。
落ち着いている子は稀で、ほとんどの子供はじっとしてられません。
自分も子供のことはこうだったのかなぁ?
子供たちは自分で道着は着れないし、帯も結べません。
そもそも腕力が無いので、帯をぎゅっと縛ってもすぐ解けてしまいます。
道着のズボンもすぐにずり落ちるので、いちいち直してやらないといけません。
ズボンにはゴムを入れたほうがいいかもしれませんね。
帯は・・・どうすれバインダー・・・
空手は技の理屈を頭で理解しなければ身に付きません。
身体能力や勘に頼るものではなく、先達が練り上げてきた技術なのです。
大人に教えるのだって難しいのに、これを幼児に教えるのははっきり言って無理です。
ですから体を動かすこと、そのなかに空手っぽい動きを混ぜることを意識して指導しました。
あとは挨拶とお礼をちゃんと言うこともしっかり指導。
帯を結んでやってもお礼も言わない子供は多いんです・・・
空手は武道です。
よく言われる「子供の目線で」「子供と同じ立場で」と言うわけにはいきません。
やはり躾や礼儀、社会常識なども教えないといけないので、普通の生活より厳しくしないといけません。
とはいえ預かっているのは他の親御さんの子供たちなので、どこまでやっていいか判らない所です。
それにしても大勢の子供たちを教えるのは大変です。
学校の先生や他のスポーツの指導者の方はどうしているのでしょう。
言葉や理屈は通じないし、手を出すわけにもいかないし、正直途方にくれます。
良い悪いは別にして、手を上げてしまう親御さんや先生などの気持ちがわかるような気がします。
こういう面も勉強しないといけないかな、と思った本日の指導でした。

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