空手の流派

空手、古武道は本来秘技であり、門外不出の武道として秘密裏に受け継がれてきました。ほとんどが口述や個人指導で伝授されたので、非常に文献が乏しいのが現状です。数多くの流儀流派があり、「空手は一人一流派」と言われるほど多種多様になっています。そのため、空手界を統一することは非常に難しい状況となっています。

空手に今のような流派名がついたのは、昭和初期からで、それまでは手(ティー)と呼ばれていました。代表的なものとして、首里城を中心に発達した首里手、那覇で栄えた那覇手、中間にあった泊村の一帯では泊手が発達しました。

各手はそれぞれ著名な武人を輩出し、その伝続を今日に伝えています。