11月2日、本庄の玩草亭で行われる「五穀豊穣展」の前夜祭が行われました。
今年は鞘抜十一(さやぬきといち)氏による津軽三味線コンサートです。
三味線と言う言葉は良く耳にしますが、生で聴くのは初めてです。
私の三味線についての知識は往年の名作「ニンジャウォリアーズ」の1面のBGMくらいしかありません。
津軽三味線のソロパートにしびれた覚えがあります。
実は鞘抜さんは我が洲道館の生徒です。
本庄駅前で三味線の路上ライブをやっているのをうちの師匠が見て、意気投合したそうです。
三味線演者や芸人としてのキャリアが長いためでしょうか、見事なタコ足です。
タコ足とは足の各指が広がっていて、指の力が強いものを言います。
このため、地面へのグリップ力が強く、素足での格闘向きです。
有名な人では「姿三四郎」のモデルとなった柔道家、西郷四郎がいます。
鞘抜さんは草履や雪駄を履くことが多いので、自然にそうなったと言っていました。
ちなみに現代人は下駄や草履、雪駄などを履かず、靴を履くために足の指の力が衰えています。
曲目は定番のテンポの速いものあり、穏やかなものあり、ベトナムの民謡あり、ビートルズまでありました。
そのほかにも曲間にトークや踊りがあり、あっという間の一時間でした。
最後は三味線とタンバリンの同時演奏までやってくれました。
いやあ、見事なものです。素晴らしい。
自分は幼稚園のハーモニカで挫折して以来、なんの楽器も出来ません。
ですから楽器を操れる人には素直に尊敬してしまいます。
鞘抜さんは三味線で世界各国をまわっています。
楽器を奏でるだけで言葉の通じない人たちと心を通い合わせることができるのですから、すごいものです。
途中の踊りの時に、教えてもらって、一緒に踊りを躍らせてもらいました。
簡単な踊りで、壁を塗る動作を踊りにしたものだそうです。
映画「ベストキッド」でダニエルさんがやってたのと似たようなものですね。
そうしたら空手の型みたいだと言われました。
だって四股立ちや猫足立ちがあるんだもん、自然にそうなっちゃいますよね。
玩草亭
本庄市見福5-7-3
「五穀豊穣展」
2007年11月3日~7日
PM1:00~5:30
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